2023年12月20日水曜日

2023年ふじわら広昭が振り返る札幌市政の主なできごと

 こんにちは、札幌市議会議員ふじわら広昭です。

 今回は年末なので札幌市政の一年を振り返ってみました。


  1. 札幌市長選挙に3名、札幌市議会議員選挙に91名が立候補し、秋元市長の再選と市議会議員68名が選出(4月9日)
  2. 札幌冬季五輪招致消滅(11月29日)
  3. 円山動物園の象「パール」の出産(8月19日)「タオ」と命名(10月21日)
  4. 市立小中高312校の各教室にルームエアコン設置促進を求める意見書を全派一致で可決(10月4日)
  5. 札幌市は同市が筆頭株主のさっぽろテレビ塔を国の有形文化財に登録申請することを議会で答弁(10月16日)
  6. 市立小中学校の給食費を公会計化(4月1日)
  7. 札幌市は7年ぶりに市内民間認可保育園などが増改築する際に定員拡大をしなくても補助対象とすることを答弁(10月20日)
  8. 32年間にわたり活動してきた苗穂駅周辺まちづくり協議会が初期の目的を達成したとして解散(3月17日)
  9. 札幌市は現在の「敬老パス」を「敬老健康パス」に変更する目的と制度の概要を公表(11月22日)
  10. 札幌市職員として自然系博物館開設準備にむけ中心的役割を担ってきた、学芸員の古沢仁様が逝去(9月2日)


 皆様、今年もブログにアクセスいただきありがとうございました。

 新年も色々な情報などを発信していきますのでよろしくお願いします。

 皆様にとって、新年がより一層飛躍の年となりますよう、ご祈念申し上げます。

2023年12月5日火曜日

生き物と人が共存するまち

皆様こんにちは、札幌市議会議員ふじわら広昭です。

今回は、「生物多様性さっぽろビジョン」についてです。


【生物多様性とは】

生き物が他の生き物を食べたり食べられたり競争したりする「生き物同士」のつながりのことです。


【地球上の種の数】

地球上には約175万種、未知のものも含めると約3,000万種と推定されています。


【札幌市域の絶滅危惧種】

同市域には約8,000種類の生物種が記録されていますが、ごく近い将来に絶滅の可能性が極めて高いものは哺乳類でクロテン、鳥類はシマアオジ、淡水魚類ではイトウ、昆虫類はカラカネイトトンボ、植物ではモイワランなど297種が対象となっています。


【地球規模での生物多様性の損失要因】

  1. 市街化面積の増加、森林の過度な伐採、湿地面積の減少
  2. 手入れされない里山、遊休農地の増加など
  3. 外来種の侵入、化学物質による汚染、新たな病原体の影響
  4. 気候変動などによる生息地への影響など

【生物多様性に関する国内外の動向】

  1. 1992(H4)年、地球サミット(ブラジル)で気候変動枠組条約と生物多様性条約が採択
  2. 日本では2008(H20)年に「生物多様性基本法」が成立し都道府県や市町村に努力義務として基本的な計画策定が求められる
  3. 札幌市は2013(H25)年に「生物多様性さっぽろビジョン」を策定

【札幌市の今後】

札幌市は同ビジョンが10年経過し国内外の動向に基づき2050年と2030年の目標を今年度中に改訂する予定


【2030年までの札幌市の主な取り組み】

  1. 札幌市版絶滅危惧種リストの改訂および代表的な種の保存活動実施
  2. 公有地、民有地を問わず生物多様性にとって重要な土地の調査と、所有者の国の「自然共生サイト」への登録推進
  3. 優先的に防除を行う外来種リストの作成
  4. 環境に配慮した商品を利用する市民70%を目標


私はこれからも皆様と「生物多様性」の持続的な取り組みを行っていきたいと思います。