2024年2月20日火曜日

令和6年第1回定例市議会の日程について

皆様こんにちは、札幌市議会議員ふじわら広昭です。

今回は2月14日から3月26日までの予定で開催中の札幌市議会の今後の審議日程についてです。

【代表質問】


2月20日(火)13時より代表質問(自民党・民主市民連合)


[民主市民連合 水上美華議員の主な質問項目]

1)市長の政治姿勢について

  1. 「敬老健康パス」について
  2. デジタル活用による区役所窓口の利便性向上 他3項目

2)2024年度当初予算編成における基金活用の考え方

3)防災対策について

  1. 高齢者施設、障害者施設における災害対策について 他2項目

4)子育て支援体制の強化について

  1. 切れ目の無い子育て支援体制の構築に向けた取り組みについて 他1項目

5)市営霊園の持続的な運営について

6)GX(グリーントランスフォーメーション)の取り組みについて

  1. 金融機能の強化集積に向けた取り組みについて 他1項目

7)新MICE施設について

8)持続可能な除雪体制について

9)いじめから子どもの命を守るための体制強化について


2月21日(水)13時より代表質問(他会派)



2月22日(木)13時より代表質問(自民党・民主市民連合・他会派)


[民主市民連合 篠原すみれ議員の主な質問項目]

1)児童福祉法の改正に伴う取り組みについて 2項目

2)生活困窮者への支援について

3)ユニバーサルデザインの推進について

4)マンガなどのポップカルチャーを活用したまちづくりの推進について

5)アーツカウンシル(芸術評議会)の設置について

6)無電柱化の推進について


私は、3月1日以降の第1部予算特別委員会の財政局、環境局、まちづくり政策局、市民文化局、子ども未来局、教育委員会で、予算(案)および関係施策などについて質問する準備を進めています。

皆様の市政に対するご意見、ご要望をお待ちしています。

2024年2月5日月曜日

札幌市の道路舗装の課題について

 皆様こんにちは。札幌市議会議員ふじわら広昭です。
 今回は、札幌市の道路舗装の耐久性の低さについてです。

【その主な原因】

  1. 札幌市は1979年、45年前からアスファルト原材の資源化、リサイクルと経済性に着目し、廃棄物から有価物として市が指定した市内3か所の民間アスファルトプラント工場に搬入し、再生100%の「加熱アスファルト混合物」を製造している。
  2. 札幌市の舗装工事は一度はがしたアスファルトを再生し何度も使用し、新しい材料を加えていない。

再生100%合材の問題点】

  1. 材質が冷めやすいため道路の車線の継ぎ目やマンホール、雨水桝回りの舗装密着度が悪く割れ目が早くできやすい。
  2. 割れ目から雨水などが侵入、さらに車両の振動などで破損が広がりアスファルト材が剥がれやすくなるという悪循環をまねく。

【改善する方法】

 アスファルト廃材の有効利用と品質確保の観点から再生50%合材と新材50%を混合した合材を使用すべきで、国や北海道をはじめ民間工事などでも幅広く使用されている。

【札幌市が改善しない理由】

  1. 国や北海道には無い、再生100%加熱アスファルト混合物をつくる民間アスファルト工場が、札幌市にある。
  2. 材質成分調査試験に合格している。

 札幌市は一度再生したアスファルト再生合材をこれまで45年間何度も使い回しをしており、再生100%合材の強度や弾力性を保つための添加剤を入れていますが、限界を超えているといえます。

 札幌市は2024年4月より「幹線道路等舗装補修計画」と「補助幹線道路舗装補修計画」を統合し根本的な改善には消極的です。

【札幌市が管理する道路約5,600㎞の内訳】

  1. 幹線道路~約570㎞(うち400㎞が再生アスファルト100%合材使用)
  2. 補助幹線道路~約840㎞(全線再生アスファルト100%合材使用)
  3. 生活道路(幅員8m以下)~約2,840㎞(全線再生アスファルト100%合材使用)
  4. その他道路延長~約1,350㎞(全線再生アスファルト100%合材使用)

 私はこれからも幹線道路および補助幹線道路の舗装アスファルト材には、再生材50%に新材50%を加えた材質の使用実現に向けて全力を尽くす所存です。