2024年1月20日土曜日

札幌市の文化芸術政策の課題について

  皆様こんにちは、札幌市議会議員ふじわら広昭です。

 今回は札幌市の文化芸術政策の課題についてです。

 現在、札幌市は2024年度から5年間の第4期札幌市文化芸術基本計画を策定中です。
 同市の「まちづくり戦略ビジョン・アクションプラン2023」における文化芸術・スポーツ分野は52事業、約349億円を確保しています。
 ちなみに2023年度の文化部予算約53億円のうち、「文化芸術推進」予算は約13億と少額でした。
 2024年度の予算(案)は2月上旬に公表される予定です。

 これからの都市は単に人口規模や経済規模のみを指標とした優位性を競うものではなく①いかに国内外の社会に貢献する創造的な価値を生み出すのか、②オリジナリティを持っているか等、新たな活力を生み出す都市の役割が求められています。
 例えば、子どもから高齢者、健常者も障がいのある方も幅広い市民が豊かな文化芸術を享受し、生き生きと活動することが地域社会の活性化に繋がると言えます。
 地域に於ける文化芸術事業の展開は、地域資源の再発見による魅力の形成や地域課題の取り組みを促しコミュニティの活性化になります。
 文化芸術は人々に感動を与え、多くの人を引きつける魅力を都市に与えます。
 特色ある札幌ならではの文化芸術を発信し観光MICE振興にも連なる札幌のまちづくりに繋げていく必要があります。
 こうした創造的な人材が集まる都市には活力が生まれ、新たな産業の創出を促します。
 「文化芸術創造都市」づくりを進めることにより札幌の経済活性化と相互連携を図ることが第4期札幌市文化芸術基本計画に位置付けなければなりません。

 具体的には以下の通りです。

  1. 文化予算の拡大
  2. アーツカウンシル(芸術評議会)の設置
  3. アールブリュット(障がい児・者や専門的芸術教育を受けていない人の作品)の創作支援と展示会
  4. 大規模多目的ホール「札幌文化芸術劇場 hitaru」、「カナモトホール(札幌市民ホール)」、「札幌市教育文化会館」の3館体制の維持
  5. 文化芸術の担い手が安定した活動を維持できる環境整備
  6. 市民が誰でも文化芸術に触れ参加できる環境の充実

 札幌市は2006年に「創造都市さっぽろ」を宣言し、その後国際的なユネスコ創造都市ネットワークに加入し幹事団体になっており、その所管部局が市民文化局となっています。

 しかし、札幌市全体としていまだに文化芸術政策は重視されていないと言えます。
 本日から札幌国際芸術祭が開催されていますが、私はもっと地元の文化芸術を担っている方々に光があたる政策を大切にすべきと思います。
 私は当面以上のことなどの課題解決に向け、これからも全力を尽くす所存です。

2024年1月1日月曜日

2024年も市民の視点で

 新年あけましておめでとうございます。札幌市議会議員ふじわら広昭です。

 皆様お元気で新年を迎え、新たな目標を立てられたことと思います。


 ここ数年来、私たちの生活は物価高騰などにより一段と厳しい状況が続いています。

 このような中、昨年11月に自民党の派閥における裏金事件(政治とカネ)が明らかになり、真相は新年に持ち越されました。

 東京地検特捜部による刑事責任追及とは別に、自民党の派閥と所属議員からは政治的・道義的責任が全く感じられない、これも安倍政権の「負の遺産」というほかありません。

 このような政党、議員に(国政、市政など)日本の政治を託すことはできません。

 

ふじわら広昭は今年も市民の視点で

  • 介護保険料(住民税非課税世帯)の負担軽減および特別養護老人ホーム、グループホームの増設
  • 子ども医療費助成を中学3年生まで拡大
  • 病児・病後児(生後5カ月~小学6年生)を日中、病院で預かるデイサービスの拡大
  • 第2子以降の保育料無料化
  • (仮称)敬老健康パスの利用上限ポイント(金額)拡充等およびJRやタクシーの利用実現
  • いじめ・虐待の防止および迅速な調査
  • 青少年科学館のプラネタリウム年間パスポート券の実現
  • 消防用ヘリコプター2機目の導入
  • パークゴルフ・野球・サッカー場の改修・増設など

皆様の声を市政に反映します。 


私ごとですが今年は辰年、私の干支です。

より一層の飛躍をめざし、札幌市民のために全力で頑張ります。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。