2026年8月20日木曜日

札幌市えほん図書館について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は開館10周年を迎える札幌市えほん図書館についてです。


〈えほん図書館の設置経緯〉

2001(H13)年12月に「子どもの読書活動の推進に関する法律」が成立しました。

国や地方自治体で「子ども読書活動推進基本計画」が策定される中で、「えほん図書館」の取り組みが位置づけられてきました。

札幌市では、2010年11月に韓国の大田市(テジョン市)と姉妹都市協定を締結しました。
翌年10月、上田文雄札幌市長及び市議団が大田市を訪問した際に、同市役所20階にあった「えほん図書館」を視察しました。
感銘を受けた市長は帰札後、関係局に検討を指示しました。

その後、「えほん図書館」の内容の検討が進められ、白石区役所の移転新築計画の中に組み込まれました。
そして2016(H28)年11月7日、同区役所の移転に伴う開庁と同時に「えほん図書館」がオープンしました。


〈基本コンセプト〉

えほん図書館は、乳幼児期からの読書のきっかけづくりを目的としています。

  • 多くの絵本に囲まれ、乳幼児が絵本を楽しみ、学べる場。
  • 乳幼児の読書活動及び読書活動を通じた子育てに関わる人を支援する場。

〈蔵書・2026年4月現在〉

  • 28,402冊(開館当初は約15,000冊)
  • 超大型絵本『パパ、おつきさまとって!』(タテ約50cm・ヨコ約42cm)など、他多数の超大型絵本や紙芝居、布絵本
  • 点字絵本、絵本に関係する図書
  • 雑誌(16タイトル)


〈特色〉

  • 声を出して絵本を読むことができる図書館
  • 子ども目線の低書架、絵本の表紙が見える配架
  • 長く読み継がれる定番絵本を複数冊揃える
  • 年齢別やテーマ別の絵本ブックリストを提供
  • 自動貸出機・返却機の設置
  • 年齢別おはなし会等、絵本の楽しさを伝える行事を積極的に実施


〈主な事業〉

①年齢別おはなし会(絵本の読み聞かせ) 

  • 「0歳児向け」 毎週木曜日14時から
  • 「1~2歳児向け」 毎週火曜日11時から
  • 「3歳児以上」 毎月第4土曜日14時から

②「ぬいぐるみお泊り会」

1)子どもたちのお気に入りのぬいぐるみを図書館が一晩預かり、ぬいぐるみが閉館後の図書館を探検したり、本を読んだりする姿を写真に撮り、図書館での様子をアルバム等にまとめ、子どもにプレゼントします。

2)その際に、ぬいぐるみの持ち主の子どものために選んだ本を紹介し、希望があれば、その本の貸出を行うことができます。

③「めざせ、えほんマイスター」

1)小学校入学前までに絵本を1,000冊読むことに挑戦することがコンセプトです。

2)えほん図書館に来て、氏名・住所・生年月日等を登録すると100冊分の「きろくシート」をもらえます。

3)図書館のおはなし会や保育園、幼稚園、自宅等で絵本を読んで「きろくシート」を塗りつぶします。

4)「きろくシート」をえほん図書館に提出し、100冊ごとにスタンプが貯められるスタンプシートとクリアファイルをもらいます。

5)1,000冊達成で「えほんマイスターバッジ」「達成証明書」等がプレゼントされ、えほん図書館HP等で「えほんマイスター」として紹介されます。

6)現在、1,000名以上の「えほんマイスター」が登録されています。


〈利用時間と休館日〉

  • 利用時間:午前9時~午後5時
  • 休館日:第4金曜日、12月29日~1月3日及び蔵書一斉点検日のみ


〈主な設備〉

  • 子ども用トイレ(男子・女子用)
  • おむつ交換台、着替台
  • 授乳室もあります


〈利用状況〉

2016(H28)年11月7日のオープン以降、2025(R7)年度末で来館者数は約136万人、貸出冊数は約168万冊、行事参加者数は約46,000名となっています。


今後、札幌市の財政状況は一段と厳しくなると思います。
しかし、私は一人でも多くの子どもたちが乳幼児の時から本に触れ、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものとし、人生をより深く生きる力を身に付けていくために、「えほん図書館」をさらに増やしていくべきだと思います。

そのために今後も全力を尽くす所存です。

…皆様もえほん図書館に行ってみてはいかがですか?