2026年7月5日日曜日

「断熱マンホール蓋」の設置状況について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は「断熱マンホール蓋」の設置状況についてです。

積雪期における下水道のマンホール周辺では、マンホール内の下水温の影響等により、道路の除雪レベル(圧雪厚)との間に段差が生じます。

私は札幌市議会議員になる以前、FRの車を運転していた際、中小路にあるマンホールの段差に車の前輪がすっぽりとはまってしまい、数人の通行人に手伝っていただき脱出した経験があります。

札幌市はこの段差の発生を防止するため、下水道河川局が2001(H13)年度より建設局雪対策室及び各区土木センターと連携し、下水温を遮断する「断熱マンホール蓋」の設置を進めてきました。

札幌市では冬期間、除排雪等の対象となる道路が約5,500km(札幌と石垣島往復の距離に匹敵)あります。
この道路上に現在、約217,000箇所のマンホール蓋が設置されています。

そのうち、①主要幹線道路(6車線)約93kmと②幹線道路(4車線)約390kmは「断熱マンホール蓋」の設置対象外としています。

理由は、①では道路の表面の圧雪厚を3cm以内、②では5cm以内とする基準が定められており、グレーダーで整圧するため、マンホール上に深い穴ができないからです。

一方、「断熱マンホール蓋」の設置が必要な道路は、③補助幹線道路(2車線)約1,710kmと④住宅街の生活道路(道路幅員8m以上10m未満)約3,321kmです。③では圧雪厚を25cm以内、④では30cm以内と基準が設定されています。

従って補助幹線道路及び生活道路の計約5,031kmには「断熱マンホール蓋」が必要になります。

当初は「断熱マンホール蓋」を年間約1,000箇所設置していました。
しかし、2016(H28)年度に発生した大雪による影響及び議会からの指摘を踏まえ、早期の設置完了を目指し2017(H29)年度から年間約10,000箇所設置することとしました。

2017(H29)年度、市内の車道上にある断熱マンホール蓋は約122,000箇所でしたが、道路の新設に伴い、2021(R3)年度までに5,000箇所増え約127,000箇所になりました。

私は2021(R3)年、下水道河川局に対し、設置対象となる127,000箇所を基に、今後「断熱マンホール蓋」を各年度12,000箇所ずつ設置し、2026(R8)年度末までに100%設置を達成すべきと提言しました。
同局はこれを踏まえ、今年度中の完了を目指して「断熱マンホール蓋」への交換工事を発注してきました。

また、歩道については、地下鉄駅や福祉施設・公共施設・大型商業施設周辺など、歩行者が多く通行する場所を中心に設置しています。

今年9月から10月末まで開催される札幌市議会決算特別委員会で「断熱マンホール蓋」の進捗状況に加え、最初に設置したものは設置から25年が経過しているため、今後の更新計画についても質問する予定です。

これからも市民の皆様とともに、今後の除排雪計画をはじめ冬道の安全対策に向けて全力を尽くす所存です。