皆様こんにちは。
札幌市議会議員ふじわら広昭です。
今回はこれからの札幌国際芸術祭のテーマやコンセプトについてです。
《札幌国際芸術祭とは》
市民などが3年に一度、札幌で国内外の最新アートに出会い、アートを媒介に地域の文化や資源を活かして札幌の魅力を国際的に高め、新たな価値を創造することを目指すアートイベントで、準備段階からデータをアーカイブ化しています。
《これまでの札幌国際芸術祭》
第1回
開催期間 2014年7月19日から9月28日までテーマ「都市と自然」
ゲストディレクター 坂本 龍一氏
第2回
開催期間 2017年8月6日から10月1日までテーマ 「芸術祭ってなんだ―ガラクタの星座たち―」(現代美術だけでなくデザイン・音楽、テレビと音楽と芸術のジャンル)
ゲストディレクター 大友 良英氏
第3回
開催期間 2020年12月19日から2021年2月14日テーマ 「ここで生きようとする」
ディレクター 天野 太郎氏・田村かのこ氏 他2名
※新型コロナウイルスのため2020年7月22日に正式中止を決定
第4回
開催期間 2024年1月20日から2月25日までテーマ 「LAST SNOW」
ディレクター 小川 秀明氏
《札幌国際芸術祭2027》
開催期間 2027年1月~2月(詳細は未定)
テーマ 「PLANET SNOW」
クリエイティブディレクター 小川 秀明氏 他3名
初回開催からの歩みをこれからの札幌国際芸術祭にしっかりつなげるために、多様な団体や企業などと連携を深め市民とともに「人類」「地球」「宇宙」を再考し、雪の星、雪の惑星という自由で創造的な場を通じて未来への行動を呼びかけることがテーマに込めた思いとなっています。
《第4期札幌文化芸術基本計画》
文化芸術の創造性を生かした他分野連携や新たなコンテンツ等の活用の重点取り組みとして、創造性あふれる多種多彩な文化芸術の展開(マンガ等のポップカルチャーの活用や異ジャンル融合、異分野連携、実験的な取り組みなど)を通じて文化芸術の新たな可能性を探求するとしています。
《これからの札幌国際芸術祭は・・・》
私は2030年以降も同芸術祭が開催されるのであれば、「テーマやコンセプト」が毎回変わるのではなく、札幌に関わるデジタルアーツやアニメなどを恒常的に活用し、札幌の知的財産を将来的に育むことにつながる内容にすべきだと思います。
《札幌発のゲームソフト》
札幌はかつて、ゲームソフト開発、販売を行う「ハドソン」という会社がありました。
「桃太郎電鉄シリーズ」や「ボンバーマンシリーズ」などファミコン初のサードパーティーとして成長しました。
《初音ミク》
その後、クリプトン社の「初音ミク」はボーカロイドとして、特有のアイテムとして、今も世界を席巻しており、雪まつりや観光客、札幌市民にも親しまれています。
《ゴールデンカムイ》
最近は「ゴールデンカムイ」といったマンガが国内外に札幌、北海道の歴史、文化の発信や理解促進につながる役割を果たしています。
私は札幌国際芸術祭をもっと身近なものにするために全力を尽くす所存です。