こんにちは、札幌市議会議員ふじわら広昭です。
今回は、地球温暖化による今後の公衆衛生の課題についてです。
現在のペースで世界の平均気温が上昇すると2030年には1.5℃上昇すると予測されています。
このことによる公衆衛生の最大の課題は、「蚊」とシベリアの凍土に潜んでいる「未知のウイルス」対策です。
現在、世界で約300種類、日本でも約200種類の蚊が生息しています。
当面、蚊を媒介とした「デング熱」や「日本脳炎」などの対策が必要です。
東京都中心部の公園では「ヒトスジシマ蚊」からデング熱のウイルスが検出されています。
「ヒトスジシマ蚊」や「ネッタイシマ蚊」は待ち伏せ型の蚊で、家の庭や公園などの茂みに潜み部屋に入って来ることはほとんどありません。
現在、国内で「ヒトスジシマ蚊」は、秋田県、岩手県以南が北限となっています。
日本脳炎は主に「コガタアカイエ蚊」を媒介して発生する確率が高いと言われています。
今後の課題
- 国、国立感染研究所、都道府県、市町村、保健所、保健センター、医療機関との指揮系統の明確化
- 全国の保健所などによる蚊の定点調査の強化
- ワクチンや薬の製造と確保
- 感染病棟などの整備
私はこれからも札幌市の保健所、市立札幌病院、危機管理対策室をはじめ公園を管理している建設局など、市内各所の情報共有、連携強化に向けて取り組む決意です。