皆様こんにちは。
札幌市議会議員ふじわら広昭です。
今回は丘珠空港滑走路延伸に伴う課題についてです。
丘珠空港の沿革と概要
丘珠空港は1942(S17)年に旧陸軍航空隊が飛行場を設置。
1958(S33)年に札幌飛行場となり1961(S36)年、当時の運輸省と防衛省が所管する共用空港として利用が開始されました。
1967(S42)年に滑走路を100メートル延長し1,400メートルに、2004(H16)年更に100メートル延長し1,500メートルとなりました。
同空港の敷地面積は約100ヘクタール、札幌ドームの3倍強となっています。
利用者等ニーズについて
全国でも有数の人口を有する札幌市の市街地・中心部から北東に直線で約6キロメートルの場所にあるため、道内外の空港関係者や利用者及び空港立地自治体へのヒアリング等で丘珠空港への路線展開ニーズが高い状況にあります。
丘珠空港が担う役割について
- 道内航空ネットワークの拠点空港
- 道外とも路線を結ぶ都市型空港
- 道内の医療を支える空港
- 防災機能を持つ空港
- ビジネスジェット機利用に対応する空港
- 報道や測量等で利用する小型航空機基地空港
丘珠空港の課題について
- 冬期間も含めた安全な通年運航を確保するための滑走路の延長
- ヘリコプター訓練場所の移設による発着枠の確保
(自衛隊のヘリコプター訓練は民間航空機等の離発着を優先していますが一層の安全を確保するため) - 騒音調査を毎年行い環境基準の厳守
- 管制、運航面では1時間に6便、1日に75便が限度
- 国土交通省に現在の運用時間7:30~20:30を7:00~21:00に拡大申請が必要
(丘珠~函館、丘珠~釧路間のビジネス利用では日帰り要望があるため) - 滑走路等の除雪体制の強化
- 空港ターミナル機能の強化
(搭乗受付や保安検査場、ビジネスジェット専用施設、貨物便の専用窓口、ラウンジ、レストラン、駐車場の拡大) - 市内から空港までの交通アクセスの確保等
私は今後も丘珠空港の安全や騒音対策をはじめ空港機能の充実と周辺のまちづくりに全力を尽くす決意です。