2026年7月20日月曜日

フレイル予防について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員ふじわら広昭です。

今回はフレイル予防についてです。

フレイルとは、加齢や病気によって心身の活力が低下し、要介護になりやすい状態のことです。

フレイルは早めに気づくことも予防の第一歩です。まずは次のチェックリストで確認してみましょう。


〈フレイルのサインを見つけるチェックリスト〉

C1 発音のしやすさを確認するために、「ぱぱぱぱぱぱ」「たたたたたた」「かかかかかか」を1秒間に6回程度を目安に、早口でお試しください。毎日続けることで舌の機能の維持・回復に効果があります。

C2 高齢の親と一緒に食事をしていて、硬いものが噛み切れなかったり、汁物でむせたりする様子が見られたら、口の機能低下のサインです。ゆっくり食べるよう心がけましょう。

C3 指で物を挟む力「ピンチ力」を測定します。親指と人差し指に紙を挟んでもらい、その紙を引っ張ります。
すぐに紙が抜けたら、筋力が弱まっている可能性があります。

C4 握力はペットボトルのフタを開けられるかでチェックします。
開けづらい場合は筋力の低下のサインです。ウォーキングなどの全身運動が効果的です。

C5 両手の親指と人差し指でつくった輪を利き足と反対の足のふくらはぎの一番太い部分にあてます。指とふくらはぎの間に隙間ができた場合は、筋肉が減っているサインです。

C6 一緒に散歩に出かけ、「信号を渡り切れない」「歩く速度が遅い」などの変化を感じたら、筋力の低下や歩行機能が落ちてきているサインです。

C7 「今日は何曜日?」「今日は何日?」と曜日や日付を聞いた際に、具体的に答えず、ごまかしたり、とりつくろったりする行動は要注意です。かかりつけ医に相談しましょう。

C8 一定期間の予定を聞いた際に、外出予定などを覚えていれば大丈夫です。
自分の予定を管理していない、あるいは外出などの予定がほとんどない場合は社会参加度が低い可能性があります。

C9 一緒に買い物に出かける際は、どうやって行くか(徒歩・公共交通機関・自家用車など)を親自身に決めてもらうことが大切です。
本人が判断する機会を減らすとフレイルを加速させることになります。


〈フレイル予防の3本柱とプラス1〉

3本柱は①栄養、②運動、③社会参加です。
プラス1は生活習慣病の予防・重症化予防です。


①栄養

  1. 高齢期は、加齢や病気など様々な要因で食欲や口の機能が低下しやすく、低栄養になりやすい状態です。
  2. BMI(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))では、65歳以上で20以下は要注意です。
  3. 食事は主食・主菜・副菜を組み合わせ、3食バランスよく、毎日7種類以上の食品を摂取しましょう。
  4. 毎日の歯磨きとお口の体操(頬を両方または片方ずつ交互にふくらませる)。また、年に1回の歯科健診を受けましょう。

②運動

身体を動かさないと筋肉量は減少し、つまずいたり、転倒しやすくなったりするので日ごろから体を動かすことが重要です。

▶ポイント
    A)日常生活でこまめに体を動かす
    B)筋力トレーニング、有酸素運動、ストレッチを取り入れる(週2-3回を目安)


③社会参加

人との交流や社会のつながりは、フレイル予防に効果的です。

▶ポイント
    A)1日1回外出する、週1回以上誰かと話す、月1回以上活動に参加する
    B)自分に合った社会参加のカタチを見つける
    C)人付き合いが苦手な場合は散歩や買い物から始める


プラス1

生活習慣病などの病気を放置するとフレイルの進行につながります。

▶ポイント
    A)年1回の健康診断
    B)持病のある方は定期的に受診
    C)気になる症状があれば、早めに受診しましょう


もうすぐ夏休みやお盆で帰省する方もいらっしゃると思います。

私の両親はすでに他界しているので、義母や親戚のおじ・おばにフレイル予防を実践してもらいたいと思います。

もちろん、私自身もその対象です。

皆様もよろしければ、お試しください。

2026年7月5日日曜日

「断熱マンホール蓋」の設置状況について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は「断熱マンホール蓋」の設置状況についてです。

積雪期における下水道のマンホール周辺では、マンホール内の下水温の影響等により、道路の除雪レベル(圧雪厚)との間に段差が生じます。

私は札幌市議会議員になる以前、FRの車を運転していた際、中小路にあるマンホールの段差に車の前輪がすっぽりとはまってしまい、数人の通行人に手伝っていただき脱出した経験があります。

札幌市はこの段差の発生を防止するため、下水道河川局が2001(H13)年度より建設局雪対策室及び各区土木センターと連携し、下水温を遮断する「断熱マンホール蓋」の設置を進めてきました。

札幌市では冬期間、除排雪等の対象となる道路が約5,500km(札幌と石垣島往復の距離に匹敵)あります。
この道路上に現在、約217,000箇所のマンホール蓋が設置されています。

そのうち、①主要幹線道路(6車線)約93kmと②幹線道路(4車線)約390kmは「断熱マンホール蓋」の設置対象外としています。

理由は、①では道路の表面の圧雪厚を3cm以内、②では5cm以内とする基準が定められており、グレーダーで整圧するため、マンホール上に深い穴ができないからです。

一方、「断熱マンホール蓋」の設置が必要な道路は、③補助幹線道路(2車線)約1,710kmと④住宅街の生活道路(道路幅員8m以上10m未満)約3,321kmです。③では圧雪厚を25cm以内、④では30cm以内と基準が設定されています。

従って補助幹線道路及び生活道路の計約5,031kmには「断熱マンホール蓋」が必要になります。

当初は「断熱マンホール蓋」を年間約1,000箇所設置していました。
しかし、2016(H28)年度に発生した大雪による影響及び議会からの指摘を踏まえ、早期の設置完了を目指し2017(H29)年度から年間約10,000箇所設置することとしました。

2017(H29)年度、市内の車道上にある断熱マンホール蓋は約122,000箇所でしたが、道路の新設に伴い、2021(R3)年度までに5,000箇所増え約127,000箇所になりました。

私は2021(R3)年、下水道河川局に対し、設置対象となる127,000箇所を基に、今後「断熱マンホール蓋」を各年度12,000箇所ずつ設置し、2026(R8)年度末までに100%設置を達成すべきと提言しました。
同局はこれを踏まえ、今年度中の完了を目指して「断熱マンホール蓋」への交換工事を発注してきました。

また、歩道については、地下鉄駅や福祉施設・公共施設・大型商業施設周辺など、歩行者が多く通行する場所を中心に設置しています。

今年9月から10月末まで開催される札幌市議会決算特別委員会で「断熱マンホール蓋」の進捗状況に加え、最初に設置したものは設置から25年が経過しているため、今後の更新計画についても質問する予定です。

これからも市民の皆様とともに、今後の除排雪計画をはじめ冬道の安全対策に向けて全力を尽くす所存です。