2026年9月20日日曜日

市立学校のエアコン設置状況について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は札幌市立学校のエアコン設置状況についてです。

札幌市議会では約10年前から、地球温暖化等による影響が今後大きくなることから、市立学校の教室、体育館等にエアコンを設置するよう、札幌市に質問・要望が出されていました。

札幌市では、市立学校の保健室及び普通教室にエアコンを設置する工事が2023年度から5年計画でスタートしました。

現在、札幌市立の幼稚園・小学校・中学校・高等学校は312校あります。


〈校種とエアコンの整備状況〉



〈残り1校について〉

現在、南区にある啓北商業高校と藻岩高校が2027年4月に統合し、新たに彩輝高校として開校します。当面の間は藻岩高校で授業を行い、校舎の新改築工事が進められていますので、312校中1校については、エアコンの設置が2028年6月頃になる予定です。


〈今後の課題〉

今後の課題として、体育館及び音楽教室等へのエアコン設置を急がなければなりません。

札幌市教育委員会は現在、10校の体育館冷房設備の設計を発注していますが、具体的な整備計画が必要です。

私はこれからも、児童・生徒の健康と教育環境の充実に向け、全力を尽くす所存です。

2026年9月5日土曜日

2025(R7)年度札幌市一般会計決算審査

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は、9月24日から始まる札幌市議会定例市議会についてです。


〈決算議会〉

同定例市議会は決算議会ともいわれ、市民・企業の皆様から2025(R7)年度に札幌市へ納めていただきました貴重な税金が、同市の各事業及び各制度にどのように使われ、どのような成果と課題があったのかを審査する議会です。


〈2025(R7)年度札幌市一般会計決算の状況〉

2025(R7)年度の当初予算は前年度比2.0%増の1兆2,666億円でした。

その後、物価高騰対策等、年度内に計8回、788億円を補正予算(専決処分含む)として追加するとともに、前年度からの繰越事業に係る経費356億円を加え、最終予算額は1兆3,811億円となりました。


〈一般会計決算(目的別歳出)の状況〉

 ①保健福祉費 5,109億7,700万円

 ②環境費    321億1,000万円

 ③経済費    935億4,700万円

 ④土木費   1,230億2,400万円

 ⑤教育費    745億1,700万円

 ⑥公債費    952億1,300万円

 ⑦職員費   1,651億3,000万円

 ⑧その他   1,557億 300万円

歳出決算額は前年度比1.6%増の1兆2,502億円です。


〈実質収支(決算余剰金)〉

決算余剰金は40億円、そのうち20億円を財政調整基金に積み立て、残余は2026年度に繰り越しました。


〈一般会計決算(主な歳入決算)の状況〉

 ①市税    3,859億2,400万円

 ②地方交付税 1,660億8,600万円

 ③国庫支出金 3,209億円

 ④市債     610億4,100万円

歳入決算総額は前年度比1.8%増の1兆2,623億3,054,000円です。


〈将来負担比率〉

同比率は一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率です。

札幌市の2025(R7)年度の将来負担率は早期健全化基準400%に対し前年度比4.6ポイント減の17.6%です。

これは自治体の財政の健全性を示す指標の一つで、この値が低いほど財政状況が健全と判断されます。


〈審査方法〉

札幌市議会議員の定数は68名(現在1名欠員)で議長を除く67名が第1部決算特別委員会(33名)、第2部決算特別委員会(34名(現在1名欠員))に分かれ、下記の日程で審査します。

一般会計の他に特別会計及び企業会計も審査します。


〈今後の審査日程〉

9月24日(木) 13時
   本会議 市長からの提案説明等

9月30日(水) 13時
   本会議 契約案件等の議決 代表質問(自民党-60分・民主市民連合-60分)

10月 1日(木) 13時
   本会議 代表質問(公明党-55分・共産党-55分の予定)

10月 2日(金) 13時
   本会議 代表質問(少数会派-未定)
       補充質問(自民党-50分・民主市民連合-30分の予定)
       議案付託 第1部及び第2部決算特別委員会

10月 6日(火) 10時・13時
   各常任委員会(総務・財政市民・文教・厚生・建設・経済観光)

10月 8日(木) 13時
   本会議 補正予算等の議決

10月 9日(金) 13時
   第1部決算特別委員会(会計室・財政局・議会事務局・選挙管理委員会・人事委員会・監査事務局)
   第2部決算特別委員会(建設局)

10月14日(水) 13時
   第1部決算特別委員会(消防局・環境局)
   第2部決算特別委員会(病院局・保健福祉局)

10月16日(金) 10時
   第1部決算特別委員会(まちづくり政策局)
   第2部決算特別委員会(保健福祉局)

10月19日(月) 10時
   第1部決算特別委員会(危機管理対策室・総務局・デジタル推進局)
   第2部決算特別委員会(農業委員会・経済観光局)

10月21日(水) 13時
   第1部決算特別委員会(市民文化局)
   第2部決算特別委員会(交通局・スポーツ局)

10月23日(金) 13時
   第1部決算特別委員会(子ども未来局)
   第2部決算特別委員会(都市局)

10月26日(月) 13時
   第1部決算特別委員会(教育委員会)
   第2部決算特別委員会(下水道河川局・水道局)

10月28日(水) 13時
   第1部決算特別委員会(討論)
   第2部決算特別委員会(討論)

10月30日(金) 13時
   第1部・第2部各委員長報告
   各会派の決算(案)に対する賛否の討論・採決


私は日頃、市民の皆様からお寄せいただいています貴重なご意見・ご要望・疑問及び独自に調査した課題について、今回の決算議会で具体的に質問・提言などを行い、決算審査や各事業・制度等の充実に向け全力を尽くす所存です。

2026年8月20日木曜日

札幌市えほん図書館について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は開館10周年を迎える札幌市えほん図書館についてです。


〈えほん図書館の設置経緯〉

2001(H13)年12月に「子どもの読書活動の推進に関する法律」が成立しました。

国や地方自治体で「子ども読書活動推進基本計画」が策定される中で、「えほん図書館」の取り組みが位置づけられてきました。

札幌市では、2010年11月に韓国の大田市(テジョン市)と姉妹都市協定を締結しました。
翌年10月、上田文雄札幌市長及び市議団が大田市を訪問した際に、同市役所20階にあった「えほん図書館」を視察しました。
感銘を受けた市長は帰札後、関係局に検討を指示しました。

その後、「えほん図書館」の内容の検討が進められ、白石区役所の移転新築計画の中に組み込まれました。
そして2016(H28)年11月7日、同区役所の移転に伴う開庁と同時に「えほん図書館」がオープンしました。


〈基本コンセプト〉

えほん図書館は、乳幼児期からの読書のきっかけづくりを目的としています。

  • 多くの絵本に囲まれ、乳幼児が絵本を楽しみ、学べる場。
  • 乳幼児の読書活動及び読書活動を通じた子育てに関わる人を支援する場。

〈蔵書・2026年4月現在〉

  • 28,402冊(開館当初は約15,000冊)
  • 超大型絵本『パパ、おつきさまとって!』(タテ約50cm・ヨコ約42cm)など、他多数の超大型絵本や紙芝居、布絵本
  • 点字絵本、絵本に関係する図書
  • 雑誌(16タイトル)


〈特色〉

  • 声を出して絵本を読むことができる図書館
  • 子ども目線の低書架、絵本の表紙が見える配架
  • 長く読み継がれる定番絵本を複数冊揃える
  • 年齢別やテーマ別の絵本ブックリストを提供
  • 自動貸出機・返却機の設置
  • 年齢別おはなし会等、絵本の楽しさを伝える行事を積極的に実施


〈主な事業〉

①年齢別おはなし会(絵本の読み聞かせ) 

  • 「0歳児向け」 毎週木曜日14時から
  • 「1~2歳児向け」 毎週火曜日11時から
  • 「3歳児以上」 毎月第4土曜日14時から

②「ぬいぐるみお泊り会」

1)子どもたちのお気に入りのぬいぐるみを図書館が一晩預かり、ぬいぐるみが閉館後の図書館を探検したり、本を読んだりする姿を写真に撮り、図書館での様子をアルバム等にまとめ、子どもにプレゼントします。

2)その際に、ぬいぐるみの持ち主の子どものために選んだ本を紹介し、希望があれば、その本の貸出を行うことができます。

③「めざせ、えほんマイスター」

1)小学校入学前までに絵本を1,000冊読むことに挑戦することがコンセプトです。

2)えほん図書館に来て、氏名・住所・生年月日等を登録すると100冊分の「きろくシート」をもらえます。

3)図書館のおはなし会や保育園、幼稚園、自宅等で絵本を読んで「きろくシート」を塗りつぶします。

4)「きろくシート」をえほん図書館に提出し、100冊ごとにスタンプが貯められるスタンプシートとクリアファイルをもらいます。

5)1,000冊達成で「えほんマイスターバッジ」「達成証明書」等がプレゼントされ、えほん図書館HP等で「えほんマイスター」として紹介されます。

6)現在、1,000名以上の「えほんマイスター」が登録されています。


〈利用時間と休館日〉

  • 利用時間:午前9時~午後5時
  • 休館日:第4金曜日、12月29日~1月3日及び蔵書一斉点検日のみ


〈主な設備〉

  • 子ども用トイレ(男子・女子用)
  • おむつ交換台、着替台
  • 授乳室もあります


〈利用状況〉

2016(H28)年11月7日のオープン以降、2025(R7)年度末で来館者数は約136万人、貸出冊数は約168万冊、行事参加者数は約46,000名となっています。


今後、札幌市の財政状況は一段と厳しくなると思います。
しかし、私は一人でも多くの子どもたちが乳幼児の時から本に触れ、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものとし、人生をより深く生きる力を身に付けていくために、「えほん図書館」をさらに増やしていくべきだと思います。

そのために今後も全力を尽くす所存です。

…皆様もえほん図書館に行ってみてはいかがですか?


2026年8月5日水曜日

北海道新幹線・札幌駅延伸について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は北海道新幹線・札幌駅延伸についてです。

現在、工事が進められている新函館北斗駅~札幌駅間は全長約211kmで、そのうちトンネル区間は約170km、全体の約80%がトンネルです。

トンネル区間約170kmのうち、札幌市内のトンネル区間約17kmは、4工区(星置・富丘・札幌・桑園)に分けて工事が進められています。

星置工区約3.3kmと富丘工区約4.5kmは山岳部のため「NATM工法」を採用し、札幌工区約8.4kmは都心部のため「シールド工法」、桑園工区約350mは「開削工法」が採用されています。


〈トンネル工事の進捗状況〉

トンネル工事の進捗は、星置工区が89%、富丘工区が99%ですが、札幌工区は43%です。

現在、札幌工区のシールドマシンは、札樽道とJR函館本線が交差する地点で掘削中です。

同工区は2024年3月に西宮の沢の発進立坑から札幌方向へ掘削を開始し、今年7月1日時点で約2kmの掘削を完了しています。

鉄道・運輸機構の情報によると、当初計画より3年程度の遅延が発生しているとしています。


〈工事遅延の理由〉

鉄道・運輸機構は、工事遅延の理由として、西宮の沢の発進立坑から先の区間で粘性土が続いており、シールドマシンのビット(刃)に粘性土が付着し、想定どおりの進捗になっていないことを挙げています。

また、2024年4月から建設業でも労働時間の規制が強化されたことも一因としています。


〈理由に疑問〉

鉄道・運輸機構は、トンネル工事を始める約10年前に地上からのボーリング調査を行い、ある程度、各トンネルの地質を把握した上で、「NATM工法」及び「シールド工法」の採用を決定しています。

シールドマシンのビット(刃)も、この地質調査に基づいて製造したものを採用していると考えられます。

また、2024年4月からの労働時間の規制強化については、全産業のなかでも建設業には4年間の猶予期間が設けられていました。さらに、国会では2020年以前から労働時間の規制強化が議論されており、鉄道・運輸機構もこのことを十分承知していたにもかかわらず、工事入札前に十分な対策を講じていなかったことは、同機構の責任と言わざるを得ません。


〈今後の札幌工区の工事について〉

鉄道・運輸機構は、JR発寒中央駅から札幌方向へ約350m進んだ地点(今年12月頃の予定)で、シールドマシンのビット(刃)を交換するため、掘削を一時停止するとしています。

その先にある発寒川付近から札幌駅までは砂礫層(砂と石が混ざった地層)のため、地層に合ったビット(刃)に交換する必要があります。そのため、2~3m先の地盤に地上から約110本の管を埋設し、シールドマシン周辺の地盤をマイナス25度の液体で凍結させて地盤の崩壊を防いだ上で、マシンの内側から人力で掘削し、ビット(刃)を交換するための作業空間を設けるとしています。

この対策のため、掘削工事は少なくとも半年から1年程度停止することになると予想されます。


〈工事費と札幌市の負担について〉

2014(H26)年度から2025(R7)年度までに、札幌市が負担した新幹線札幌市エリアの建設負担金は約198億7,500万円です。

11年間で年平均約18億円を支払っています。

国土交通省は、新幹線札幌延伸の開業は2038年頃と公表しています。

今後、トンネル工事の長期化により、工事費総額は当初より約1兆2,000億円増加し、約3兆5,200億円となる見通しが示されています。

しかし、今後の工事費負担額については、札幌市をはじめ各沿線自治体に示されていません。


〈今後の工事費財源について〉

札幌市は、国土交通省や財務省などに対し、新幹線建設財源の確保による地方負担の軽減、新たな地方負担を発生させないための措置、さらに負担額の見通しを早急に示すよう要望しています。

今後は、北海道新幹線建設促進期成会などで、北海道・札幌市を含む沿線自治体や経済団体などが地方負担の軽減について協議することになっていますが、私はあまり期待できないと考えています。

私は財源確保案について、次のように考えています。

国は出国税法を改正し、2026年7月1日からこれまでの税額1,000円を3,000円に引き上げました。これにより、年間約2,000億円の税収増が見込まれています。

法改正の目的は、オーバーツーリズム対策の財源確保とされています。

私は、この財源の一部を整備新幹線の建設及び維持管理費として活用できるようにし、国の財源確保、沿線自治体の負担軽減、さらにJR各社の新幹線リース料を軽減することで、利用客の負担軽減を早急に実現すべきだと思います。

私はこれからも札幌市議会で、新幹線や交通問題に全力を尽くす所存です。

2026年7月20日月曜日

フレイル予防について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員ふじわら広昭です。

今回はフレイル予防についてです。

フレイルとは、加齢や病気によって心身の活力が低下し、要介護になりやすい状態のことです。

フレイルは早めに気づくことも予防の第一歩です。まずは次のチェックリストで確認してみましょう。


〈フレイルのサインを見つけるチェックリスト〉

C1 発音のしやすさを確認するために、「ぱぱぱぱぱぱ」「たたたたたた」「かかかかかか」を1秒間に6回程度を目安に、早口でお試しください。毎日続けることで舌の機能の維持・回復に効果があります。

C2 高齢の親と一緒に食事をしていて、硬いものが噛み切れなかったり、汁物でむせたりする様子が見られたら、口の機能低下のサインです。ゆっくり食べるよう心がけましょう。

C3 指で物を挟む力「ピンチ力」を測定します。親指と人差し指に紙を挟んでもらい、その紙を引っ張ります。
すぐに紙が抜けたら、筋力が弱まっている可能性があります。

C4 握力はペットボトルのフタを開けられるかでチェックします。
開けづらい場合は筋力の低下のサインです。ウォーキングなどの全身運動が効果的です。

C5 両手の親指と人差し指でつくった輪を利き足と反対の足のふくらはぎの一番太い部分にあてます。指とふくらはぎの間に隙間ができた場合は、筋肉が減っているサインです。

C6 一緒に散歩に出かけ、「信号を渡り切れない」「歩く速度が遅い」などの変化を感じたら、筋力の低下や歩行機能が落ちてきているサインです。

C7 「今日は何曜日?」「今日は何日?」と曜日や日付を聞いた際に、具体的に答えず、ごまかしたり、とりつくろったりする行動は要注意です。かかりつけ医に相談しましょう。

C8 一定期間の予定を聞いた際に、外出予定などを覚えていれば大丈夫です。
自分の予定を管理していない、あるいは外出などの予定がほとんどない場合は社会参加度が低い可能性があります。

C9 一緒に買い物に出かける際は、どうやって行くか(徒歩・公共交通機関・自家用車など)を親自身に決めてもらうことが大切です。
本人が判断する機会を減らすとフレイルを加速させることになります。


〈フレイル予防の3本柱とプラス1〉

3本柱は①栄養、②運動、③社会参加です。
プラス1は生活習慣病の予防・重症化予防です。


①栄養

  1. 高齢期は、加齢や病気など様々な要因で食欲や口の機能が低下しやすく、低栄養になりやすい状態です。
  2. BMI(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))では、65歳以上で20以下は要注意です。
  3. 食事は主食・主菜・副菜を組み合わせ、3食バランスよく、毎日7種類以上の食品を摂取しましょう。
  4. 毎日の歯磨きとお口の体操(頬を両方または片方ずつ交互にふくらませる)。また、年に1回の歯科健診を受けましょう。

②運動

身体を動かさないと筋肉量は減少し、つまずいたり、転倒しやすくなったりするので日ごろから体を動かすことが重要です。

▶ポイント
    A)日常生活でこまめに体を動かす
    B)筋力トレーニング、有酸素運動、ストレッチを取り入れる(週2-3回を目安)


③社会参加

人との交流や社会のつながりは、フレイル予防に効果的です。

▶ポイント
    A)1日1回外出する、週1回以上誰かと話す、月1回以上活動に参加する
    B)自分に合った社会参加のカタチを見つける
    C)人付き合いが苦手な場合は散歩や買い物から始める


プラス1

生活習慣病などの病気を放置するとフレイルの進行につながります。

▶ポイント
    A)年1回の健康診断
    B)持病のある方は定期的に受診
    C)気になる症状があれば、早めに受診しましょう


もうすぐ夏休みやお盆で帰省する方もいらっしゃると思います。

私の両親はすでに他界しているので、義母や親戚のおじ・おばにフレイル予防を実践してもらいたいと思います。

もちろん、私自身もその対象です。

皆様もよろしければ、お試しください。

2026年7月5日日曜日

「断熱マンホール蓋」の設置状況について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は「断熱マンホール蓋」の設置状況についてです。

積雪期における下水道のマンホール周辺では、マンホール内の下水温の影響等により、道路の除雪レベル(圧雪厚)との間に段差が生じます。

私は札幌市議会議員になる以前、FRの車を運転していた際、中小路にあるマンホールの段差に車の前輪がすっぽりとはまってしまい、数人の通行人に手伝っていただき脱出した経験があります。

札幌市はこの段差の発生を防止するため、下水道河川局が2001(H13)年度より建設局雪対策室及び各区土木センターと連携し、下水温を遮断する「断熱マンホール蓋」の設置を進めてきました。

札幌市では冬期間、除排雪等の対象となる道路が約5,500km(札幌と石垣島往復の距離に匹敵)あります。
この道路上に現在、約217,000箇所のマンホール蓋が設置されています。

そのうち、①主要幹線道路(6車線)約93kmと②幹線道路(4車線)約390kmは「断熱マンホール蓋」の設置対象外としています。

理由は、①では道路の表面の圧雪厚を3cm以内、②では5cm以内とする基準が定められており、グレーダーで整圧するため、マンホール上に深い穴ができないからです。

一方、「断熱マンホール蓋」の設置が必要な道路は、③補助幹線道路(2車線)約1,710kmと④住宅街の生活道路(道路幅員8m以上10m未満)約3,321kmです。③では圧雪厚を25cm以内、④では30cm以内と基準が設定されています。

従って補助幹線道路及び生活道路の計約5,031kmには「断熱マンホール蓋」が必要になります。

当初は「断熱マンホール蓋」を年間約1,000箇所設置していました。
しかし、2016(H28)年度に発生した大雪による影響及び議会からの指摘を踏まえ、早期の設置完了を目指し2017(H29)年度から年間約10,000箇所設置することとしました。

2017(H29)年度、市内の車道上にある断熱マンホール蓋は約122,000箇所でしたが、道路の新設に伴い、2021(R3)年度までに5,000箇所増え約127,000箇所になりました。

私は2021(R3)年、下水道河川局に対し、設置対象となる127,000箇所を基に、今後「断熱マンホール蓋」を各年度12,000箇所ずつ設置し、2026(R8)年度末までに100%設置を達成すべきと提言しました。
同局はこれを踏まえ、今年度中の完了を目指して「断熱マンホール蓋」への交換工事を発注してきました。

また、歩道については、地下鉄駅や福祉施設・公共施設・大型商業施設周辺など、歩行者が多く通行する場所を中心に設置しています。

今年9月から10月末まで開催される札幌市議会決算特別委員会で「断熱マンホール蓋」の進捗状況に加え、最初に設置したものは設置から25年が経過しているため、今後の更新計画についても質問する予定です。

これからも市民の皆様とともに、今後の除排雪計画をはじめ冬道の安全対策に向けて全力を尽くす所存です。

2026年6月20日土曜日

2027年度札幌市重点要望について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は、札幌市が国に提出する2027年度の重点要望についてです。


毎年6月下旬から7月中旬にかけて、札幌市をはじめとする全国20の政令指定都市は、国の施策および予算に関する共通の要望と、各市独自の要望を提出しています。

2027年度に向けた国に対する札幌市の重点要望の概要は、①子ども・若者、②生活・暮らし・環境、③安全・安心、④経済・スポーツ・文化、⑤都市空間の5つの分野に分けられています。


〈①子ども・若者〉

  1. 子育てに係る経済的負担の軽減に向けた国による統一的な支援制度の創設(最重点)
  2. 義務教育における給食費の完全無償化及び地域特性を踏まえた部活動改革への支援(最重点)
  3. 配置基準の見直しを含む保育士等の処遇改善に向けた支援
  4. 医療型短期入所に係るサービス報酬への支援
  5. いじめ・不登校・虐待への組織的対応力の強化及び自殺対策の推進
  6. GIGAスクール構想に要する経費に係る財源の確保
  7. 学校施設整備に係る国庫補助の拡充及び財源の確保


〈②生活・暮らし・環境〉

  1. 持続可能な雪対策に向けた財源確保と除排雪の抜本的効率化への支援(最重点)
  2. バス路線維持に対する支援強化(最重点)
  3. 地域の実情に即した持続可能なヒグマ対策への支援拡充
  4. 介護保険の第1号被保険者の保険料抑制や負担軽減措置の拡充
  5. 訪問系障がい福祉サービスに係る地方負担の早期是正
  6. 救急医療体制の維持・集約化に向けた財政支援と制度の抜本的見直し
  7. 公立病院の持続可能な経営に向けた診療報酬改定及び財政措置の拡充

  他10項目


〈③安全・安心〉

  1. 国土強靭化に向けた着実な施策の実施と財政支援(最重点)
  2. 道路及び治水事業の着実な実施に向けた財源確保
  3. 災害対応機能強化に向けた支援の拡充
  4. 北海道開発予算等の総額確保
  5. 今後の感染症対策


〈④経済・スポーツ・文化〉

  1. GX/AIへの投資促進に対する支援(最重点)
  2. 人手不足分野の人材確保と外国人の受入・共生に向けた支援(最重点)
  3. 物価高などの克服に向けた事業者支援
  4. 道内空港の機能強化に向けた支援
  5. 総合型ハイパフォーマンス・スポーツセンターの誘致

  他4項目


〈⑤都市空間〉

  1. 市街地再開発事業など都市の魅力向上や防災性を高める事業への支援(最重点)
  2. 北海道新幹線の札幌延伸に向けた支援(最重点)
  3. 丘珠空港の将来像実現に向けた機能強化(最重点)
  4. 地下鉄南北線さっぽろ駅改良事業への支援
  5. 「札幌駅交通ターミナル整備」の促進

  他3項目

 以上46項目です。


46項目はどれも、数年及び今後札幌市が30年後、50年後のまちづくりを進める上で欠かせない施策です。

私はこれからも、札幌市のさらなる発展、市民生活の向上、そして安心して暮らせるまちづくりに向けて、微力ではありますが全力を尽くす所存です。

2026年6月5日金曜日

札幌市の国勢調査速報

皆様こんにちは。
札幌市議会議員ふじわら広昭です。

今回は、国勢調査における札幌市の速報についてです。

皆様もご承知のとおり、昨年10月1日を調査期日として、全国の市町村で国勢調査が実施されました。

札幌市は今年5月29日、2025(R7)年国勢調査結果速報を公表しました。


〈札幌市の人口〉

2025(R7)年10月1日現在の札幌市の人口は1,964,034人となっています。


〈人口の推移①〉

1920(T9)年の102,580人以降、一貫して増加が続き、1970(S45)年に1,010,123人と100万人を突破し、全国で8番目の100万都市となりました。


〈人口の推移②〉

その後、景気の停滞などによる社会増加の縮小や、出生率の低下、高齢化の進行に伴う死亡数の増加などを要因として、人口増加規模は縮小傾向となりました。一方、人口増加自体は続き、2020(R2)年には1,973,395人と197万人を超えました。


〈人口の推移③〉

しかし、自然増加数の減少幅がさらに拡大し、2025(R7)年は1,964,034人となり、1920(T9)年の国勢調査開始以来、初めて人口減少となりました。


〈男女別人口〉

2025(R7)年10月1日現在の札幌市の人口を男女別にみると、男性が914,867人、女性が1,049,167人で、女性が男性を134,300人上回っています。

5年前の国勢調査と比べると、男性は3,815人の減少(0.4%減)、女性は5,546人の減少(0.5%減)となっています。

男女別の推移は、1965(S40)年までは第2次世界大戦等による男性の海外派兵や死亡数が増大した時期を除いて、男性が常に女性を上回っていました。

1970(S45)年に女性が男性を上回ってからは、その差は年々広がっていましたが、2025(R7)年には縮小しています。


〈世帯数及び世帯規模〉

昨年10月1日現在の札幌市の世帯数は995,616世帯で、5年前の国勢調査と比べて、26,455世帯(2.7%)増加しています。


〈1980(S55)年以降の世帯数の推移〉

1980(S55)年の508,823世帯以降、世帯数は一貫して増加しており、2015(H27)年以降は90万世帯を超えて推移しています。


〈世帯規模~1世帯当たり人員〉

昨年10月1日の1世帯当たりの人員は1.97人で、5年前の国勢調査と比べて0.07人縮小しています。

1980(S55)年以降の推移は、世帯数の増加率が人口の増加率を上回っているため、世帯規模は年々縮小傾向にあります。


〈区別の人口〉

昨年10月1日現在の区別人口と割合は次のとおりです。

 北 区~285,798人(14.6%) 東 区~261,249人(13.3%)
 中央区~255,882人(13.0%) 豊平区~230,960人(11.8%)
 西 区~217,774人(11.1%) 白石区~210,753人(10.7%)
 手稲区~139,146人( 7.1%) 南 区~132,525人( 6.7%)
 厚別区~122,003人( 6.2%) 清田区~107,944人( 5.5%)

〈5年前との比較〉

 北 区~3,525人減少(1.2%減) 東 区~4,130人減少(1.6%減)
 中央区~7,202人増加(2.9%増) 豊平区~5,662人増加(2.5%増)
 西 区~ 734人増加(0.3%増) 白石区~1,082人減少(0.5%減)
 手稲区~3,479人減少(2.4%減) 南 区~3,252人減少(2.4%減)
 厚別区~3,080人減少(2.5%減) 清田区~4,411人減少(3.9%減)


〈国勢調査結果の活用〉

日本における国勢調査は1920(T9)年に初めて実施され、戦争の影響で中止した1945(S20)年を除き、昨年の調査で21回目となります。

国勢調査は、日本に住むすべての人と世帯を対象に、人口や暮らしの実態を正確に把握するために行われています。

具体的には、①行政サービスや社会保障の決定、②国からの地方交付税の配分や選挙区の区割り、③民間企業においては地域の人口構成や世帯状況を把握し、出店計画や新しい商品・サービスの開発などに活用されています。

昨年の国勢調査結果の公式発表は今年10月頃になりますが、私は今回の速報値及び今後公表される確定値を、これからの札幌市のまちづくりに有効に活用し、皆様と共に札幌市の経済・雇用・安心安全なまちづくりに向けて全力を尽くす所存です。

2026年5月20日水曜日

運動会の思い出

皆様こんにちは。
札幌市議会議員ふじわら広昭です。

今回は運動会の思い出についてです。


〈運動会シーズン到来〉

札幌市内の市立小学校では、今月30日(土)または6月6日(土)に運動会を開催するところが多いようです。

現在、運動会はお昼頃に終了し、帰宅してから昼食を食べる形が一般的ですが、以前は各家庭で前日から天候を気にしながらお弁当づくりをしていました。

また、運動会当日の開催を知らせる早朝の花火も、学校周辺の居住者からの苦情により、自粛している学校が多くなりました。

時代の変化もありますが、少し寂しい気もします。


私は毎年、運動会シーズンになると思い出すことがあります。

私の子どもが通園していた幼稚園では、保護者を対象とした「障がい物競走」があり、勇んで参加しました。

競技は、スタート後、まず約2m先のコーンに輪投げをし、5本の輪のうち1本でも入れば次の平均台に進み、ゴールするといった簡単なものでした。

しかし、私は手持ちの5本の輪を全て使い切っても前に進めず、観客の大喝采を受けました。

翌年の運動会では、試しに手持ちの輪を一度に投げたところ、そのうちの1本が奇跡的に入り、何とか父親の面目を保つことができました。


また、最近は町内会の運動会も少なくなりましたが、「パン食い競争」は子どもから大人まで人気の種目です。

吊るされているパンは、風や他の人が食いつく際の振動で揺れ、上手にくわえることができないことも多く、私も苦戦しながら、色々と対策を考えました。

コツとしては、競技に使われるパンは衛生面からビニール袋に入っているため、噛み付くというよりも、まず口で袋を吸い付けてから歯で袋を噛み、そのまま前に進むと、洗濯バサミから外れやすくなります。


今年も町内会の運動会が待ち遠しいです。

皆様も機会があれば、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。


2026年5月5日火曜日

第3次札幌市都市計画マスタープラン

皆様こんにちは。
札幌市議会議員ふじわら広昭です。

今回は「第3次札幌市都市計画マスタープラン」についてです。

札幌市は、2004(H16)年に第1次都市計画マスタープランを策定しました。その後、2016(H28)年に第2次マスタープランへと見直しが行われ、産業構造の変化や企業ニーズに対応してきました。


〈札幌市の面積〉

札幌市の面積は約1,121平方キロメートルです。東京23区を合わせた面積の約2倍に相当し、南北が約45キロメートル、東西が約42キロメートルの範囲に広がっています。


〈都市計画に指定されている面積〉

総面積約1,121平方キロメートルのうち、国有林を除く約575平方キロメートル、全市域の約51%が都市計画区域として指定されています。


〈市街化区域の面積〉

市街化区域の面積は、都市計画区域のうち約22,010ヘクタールです。


〈市街化調整区域の面積〉

市街化調整区域の面積は、都市計画区域のうち約34,980ヘクタールです。


〈第3次札幌市都市計画マスタープラン〉

第3次札幌市都市計画マスタープランとは、札幌の目指すべき都市像の実現に向けた取組の方向性を全市的な視点から整理したものです。都市づくりの総合性・一体性を確保するとともに、今後の協働による都市づくりを推進するために、市民・企業・行政等が共有するものです。


〈位置づけ〉

第2次札幌市まちづくり戦略ビジョンを上位計画とし、そのうち都市づくりに関する事項を担います。


〈目標年次〉

2045(R27)年までの20年間を目標年次としています。


〈対象区域〉

対象区域は行政区域です。


〈これまでの都市づくり〉

  • 計画的な都市づくりを推進。
  • 2004(H16)年からは、新たな市街地を整備するための市街化区域の拡大は行わず、内部充実型の都市づくりを推進。


〈これからの都市づくりのポイント〉

  1. 人口減少等に適応した持続可能な都市づくりの推進。
  2. リニューアル時期を捉えた都市づくりの推進。
  3. ひと中心の都市づくりの推進。
  4. 脱炭素・強靭化に向けた都市づくりの推進。
  5. 多様な手法を活用した都市づくりの推進。


〈同計画の基本的な考え方と課題〉

札幌市の同マスタープランは、今後も「コンパクトシティ」を基本方針としています。

課題の特徴として、市内の工業用地不足が挙げられます。


〈工業用地の現状〉

  • 市内に工業団地は15箇所あり、総面積は約293ヘクタールです。
  • 市内の工場数は工業団地以外も含め約3,000件です。
  • 10年前から市内の工場が拡張等できないため、札幌市近郊の市町村への移転が増加しています。
  • 工場の市外への移転の増加により、雇用機会の喪失や固定資産税等の減収が生じています。


〈第3次札幌市都市計画マスタープランにおける工業用地〉

工場の建て替えや更新に伴い工業用地が不足する状況を踏まえ、周辺環境や景観への影響、交通負荷等に配慮しながら、工業系用地の確保に努めると記載されています。


〈今後の工業用地確保に向けた課題〉

  1. 用地の選定、面積及び箇所数。
  2. 用地の造成を市が直接行うのか、民間活力を活用するのか。
  3. 民間活力を活用する場合の支援策。


〈事業手法〉

  1. 土地区画整理事業は、地権者の同意が必要なため、時間を要する。
  2. 団地造成事業は、土地を買収して行う開発であるため、民間が参入しやすい。
  3. 国の「地域未来投資促進法」を活用し、農地転用の許可に向けた特例措置の適用を検討。


私は、工業用地の造成には、少なくとも10年は必要と考えています。そのため、民間活力を活用しスピード感を持って対応し、市内外から札幌市内に工業用地を求める約80社に、早急に札幌市の方針を発信すべきと考えています。

今後30年の札幌の経済発展と雇用の場を確保するために、全力を尽くす所存です。

2026年4月20日月曜日

大規模災害時にがれき等を処理する仮置場

皆様こんにちは。
札幌市議会議員ふじわら広昭です。

今回は、大規模災害時に発生するがれき等を処理するための「仮置場」についてです。


〈札幌市災害廃棄物処理計画〉

2019(H31)年3月に策定された同計画は大規模災害時に発生するがれきや家庭ごみを、迅速かつ適正に処理するための行動計画として位置付けられています。


〈震度7の地震が発生した場合に想定される災害廃棄物の量〉

上記の計画では、震度7の地震が発生した場合、最大で約704万トンの災害廃棄物が発生することを想定しています。

704万トンという量は、札幌市が普段処理するごみの量の約12年分になります。

この量をおおむね3年間で処理することを基本としています。


〈既存施設で保管や処理が困難な場合の対応〉

一般的には、廃棄物を保管・選別等を行う仮置場を設置し、その後、再資源化や最終処分を行うまでの手順を定めています。


〈仮置場の種類〉

災害廃棄物の量や種類などに応じて、一次・二次の仮置場を設置することになっています。

一次仮置場で粗分別、二次仮置場で破砕し、再資源化や焼却施設への搬出を行うことになっています。


〈仮置場候補地の条件〉

  • 仮置場候補地は、1ヘクタール(100メートル×100メートル)以上の市有地を活用する方針になっています。
  • 災害時には、道路や橋などのインフラ施設が被災し移動が制限される恐れがある他、人命救出支援等に関わる自衛隊の野営地や仮設住宅等との優先順位を考慮して候補地を選定しなければなりません。


〈候補地となる市有地はどの程度あるか〉

候補地は豊平川の左右に各100箇所程度あります。


〈具体的にどのような場所なのか〉

  1. 市内に約251箇所ある1ヘクタール以上の公園が対象となります。
  2. 市郊外の市街化調整区域の市有地が対象となります。


〈約704万トンのがれきのイメージ〉

例えば、700万トンのがれきの比重を0.2と仮定すると、その体積は約3,500万立方メートルとなります。これを高さ5メートルに積み上げた場合、必要な面積は700万平方メートルとなり、1ヘクタールの土地に換算すると約700箇所必要となります。


〈仮置場の運営管理について〉

仮置場は速やかに設置されることはもちろん、その後の適切な運営管理が重要です。

一度に大量のがれきや廃棄物が集まるため、適切な分別や管理が行われなければ、悪臭の発生や害虫の繁殖、さらには火災の発生などの二次被害を招き、周辺住民の生活環境を損なう恐れがあります。


〈関係団体や委託事業者等との協定・連携〉

  1. 大規模な災害の場合、がれき等を札幌市の施設だけでは処理が困難なため、東日本大震災の経験を踏まえ、2014(H26)年3月に公益財団法人北海道産業廃棄物協会と「災害廃棄物処理の支援に関する協定を締結し、収集運搬だけでなく、仮置場の運営管理を委託する体制となっています。
  2. また、2019(R1)年6月には、札幌市はごみ収集の委託契約をしている市内7事業者と「災害時における家庭系一般廃棄物等に関する協定」を締結し、災害発生時に稼働可能な車両や稼働状況等の情報共有と連絡体制の明確化を図っています。


札幌市は大規模地震等の発生時に、環境局職員による「仮置場運用グループ」を編成し仮置場を開設することになっています。

また、毎年、環境省が主催する大規模災害を想定した「仮設場設置訓練」にも参加しています。

私は今後も、札幌市が災害規模に応じたがれき仮置場等の設置に迅速に対応できるよう、その取り組みや訓練内容を確認していく所存です。

2026年4月5日日曜日

市立大通高校の「海外帰国生徒等枠」について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は市立大通高校の「海外帰国生徒等枠」についてです。


1.市立大通高校の開校

大通高校は、札幌市教育委員会の「高校教育改革推進計画」を踏まえ、2006年に策定された「札幌市新定時制高等学校基本構想を基に午前・午後・夜間の三部制や単位制が取り入れられた新しいタイプの定時制高校として、2008年に開校しました。

開校後、上記の特徴ある新たな発想による高校づくりは、文部科学省をはじめ、北海道内外から注目を集め、大通高校を参考にして設立された高等学校も全国には多数あります。

大通高校では、多様な背景を持つ子どもたちの学びを保障するため「海外帰国生徒等枠」という特別な入学枠を設けています。


2.海外帰国生徒等枠

①日本国籍の子ども等で海外生活が長く、日本語が十分に話せない方

②外国籍で保護者の仕事や留学で子どもと一緒に札幌市に住んでいる方

③日本に帰化した人

上記の方が受け入れの対象となっています。

また、札幌での高校進学に意欲のある生徒を対象に、2月の自己推薦入試では5名程度、9月の一般入学者選抜後期では若干名を定員としています。


3.試験内容

自己推薦書及び作文は多言語での提出を可能としており、面接においても特別な配慮として多言語の通訳者を可能な限り配置し、入学の意欲等を丁寧に把握しています。

直近の過去3年間では、35名が同枠を活用して出願し、その内、24名が入学しています。


4.入学した後のカリキュラム

同枠で入学した生徒は、国際クラスに所属し、1年次においては個々の日本語の習得状況に応じ、個別指導を基本とした日本語の学習に重点を置いた特別なカリキュラムを設定しています。

2年次以降は、1年次に習得した日本語能力や日本の学校文化への理解を生かし、単位制の利点である柔軟な科目選択を活用しながら、生徒が自分の興味・関心に合わせた授業を選択しています。


5.海外帰国生徒等枠の評価と課題

開校して18年が経過するなかで、この制度により入学した生徒は教職員の支援のもと、その多くが3年又は4年で卒業しており、生徒の学びを保障し社会的自立を支える意味で一定の役割を果たしています。

現在、札幌市の小中学校でも日本語指導を必要とする多様な背景を持つ小中学生が増えており、高校進学へのニーズも今後、増加・多様化していくことが考えられます。

2028年度中に札幌市の「市立高校基本構想」が策定される予定になっています。


私は今後も札幌市が国際都市として発展していくためにも、「海外帰国生徒等枠」の拡大に向け全力を尽くしていく所存です。

2026年3月20日金曜日

母子父子寡婦福祉資金貸付について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は札幌市の《母子父子寡婦福祉資金貸付》についてです。

母子父子寡婦福祉資金は、ひとり親家庭の経済的な自立と扶養している児童の福祉増進を目的として12種類の資金を無利子または低利子で貸し付ける重要な制度です。


1.同貸付ができた経緯

  1. 1964(S39)年施行の母子及び父子並びに寡婦福祉法に基づき、都道府県単位で開始しました。
  2. その後、1972(S47)年に法律の改正があり、北海道から札幌市関係分が移管され現在に至っています。

2.貸付の対象者

  1. ひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)
  2. 父母のいない児童または、これに準ずる児童
  3. 寡婦

3.資金の種類(12種類)

1)事業開始資金 2)事業継続資金 3)修学資金 4)技能習得資金

5)修業資金 6)就職支度資金 7)医療介護資金 8)生活資金

9)住宅資金 10)転宅資金 11)就学支度資金 12)結婚資金


4.『札幌市の利用状況』

  • 12種類ある貸付金のうち、子どもの高等学校や大学への進学にかかる費用を対象とする修学資金と就学支度資金の利用が多く、2つの貸付金は全体の9割を占めています。
  • 修学資金の内容は、例えば自宅から国公立大学に通う場合は月額71,000円で償還期間は20年以内、専修学校は5年以内となっています。
  • 就学支度資金は自宅から国公立大学に入学する場合41万円、償還期間は修学資金と同様です。
  • 貸付金全体の利用状況の推移は2021(R3)年度で48件、約2,100万円であったものが2024(R6)年度は91件、約4,000万円と件数・金額とも約1.9倍となっています。

5.札幌市が貸付金の回収業務を外部委託

  • 札幌市では、これまで貸付金の相談や回収業務は各区役所の母子婦人相談員が対応していました。
  • 同相談員は各資金の償還業務のほか、ひとり親家庭の生活全般に関する相談やDV被害女性等からの相談を併せて行っており、業務が多忙となっているため外部委託することになりました。

6.外部委託の内容と回収実績

  • 貸付金の未収債権は2024(R6)年度末時点で約4億円。
  • 外部委託の対象としたのは2003(H15)年度から2020(R2)年度までに発生した未収債権のうち、477件、約1億7,000万円です。
  • 2025(R7)年度から外部委託した回収実績は今年2月末時点で約5,300万円、回収率は約31.2%です。

7.外部委託に伴うトラブル

  1. 昨年3月の札幌市議会予算審議の際、私は委託業務が始まる前に札幌市が札幌市長名で事前通知を行い債権者に周知し、詐欺の懸念などを防ぐ対応を求めましたが札幌市は実行しませんでした。
  2. その結果、債務者に外部委託業者の弁護士事務所から受託通知と督促状が送られ、高圧的な態度で一括納付を求められる等、苦情が多数発生しました。


8.納付方法の問題と改善

  • 債権回収を適切に行う以前に、札幌市の貸付金の管理システムが古く、口座振替やコンビニからの支払いに対応できず、金融機関での納付書払いしかできない状況となっています。
  • 旭川市では口座振替を導入しており2023(R5)年度の償還率は87.9%、過年度で13.3%に対し札幌市は78.7%、過年度が7.8%、にとどまっています。


今年3月18日の札幌市議会予算審議において、私は貸付金を担当している「子ども未来局」に対し、問題点を指摘し反省と改善を正しました。

札幌市は一連の対応に陳謝するとともに、市民の利便性向上と事務効率を高めるため2027(R9)年12月までに新たな貸付金の管理システムを導入し、口座振替等の対応ができるようシステム導入に係る全体の費用を精査したい旨の答弁がありました。

私は、今後も貸付制度がひとり親家庭の福祉の観点に真に寄り添った対応が向上するよう、議会で注視していく所存です。

2026年3月6日金曜日

札幌市の市有施設の照明LED化100%に向けて

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は札幌市の市有施設の照明LED化100%に向けてです。


〈札幌市のLED化計画〉

パリ協定の国連気候変動枠組条約に基づく国の地球温暖化対策推進法が施行され今年で28年になります。

そして、同法に基づく札幌市気候変動対策行動計画が策定されてから5年が経過しました。

同計画は2030年度までに市有施設の照明LED化100%達成を目標としていますが、残り5年となり、ようやく最終年までの全容を議会で明らかにしました。


〈どのくらいの市有施設があるのか〉

札幌市の市有施設はLED化の見通しが整理されている市立の学校及び市営住宅を除き1,810施設あり、照明器具が約43万台設置されています。

その内、約22万台がLED化済みで進捗率は約51%となっています。


〈最終的に残っている施設数と台数〉

現在、未整備の施設数は1,060施設、約81,000台となっています。


〈今後、5年間の対策〉

2026年4月1日から5年間で、未整備の1,060施設をESCO(Energy Service Company)事業で3区分に分けて実施します。

ESCO事業の契約期間は10年間とし、新年度に入札が行われます。

2026年度

基本調査 一般市有施設24施設・公園トイレ86施設・進捗率10%

2027年度

一般市有施設137施設・公園トイレ305施設・進捗率52%

2028年度

一般市有施設137施設・公園トイレ273施設・進捗率91%

2029年度

一般市有施設 25施設・公園トイレ73施設・進捗率100%


〈企業局の取組み〉

前段の1,060施設は、一般会計の予算で環境局が企業局以外の市有施設を担当します。

企業局(市立病院・交通局・水道局・下水道河川局)は企業会計となりますので、独自に対応することとなります。

企業局の施設数は265施設、約10万台の照明器具が対象となり独自に2030年度までに対応することになっています。


〈2029年度までの対象外となった施設数と台数〉

対象外となる施設は今後廃止予定及び改修予定がある施設や倉庫等、127施設、約3,400台となります。

札幌市は市議会の質疑の中で、市有施設の照明LED化100%に向けた具体的な施設数及び交換する照明器具の台数や工事と事業内容全体をようやく明らかにしました。

私はこれからも進捗状況をしっかりとチェックしていく所存です。


関連記事:市有施設の照明器具LED化の現状と課題について(2024年3月20日水曜日)

2026年2月20日金曜日

札幌市の大雪対策をめぐる判断

皆様こんにちは。
札幌市議会議員ふじわら広昭です。

今回は札幌市の大雪対策をめぐる判断についてです。


《札幌市の災害に対する規程等の種類》

1「札幌市災害対策本部」の設置

  1. 札幌市内で震度5弱以上の地震が発生した時
  2. 札幌市に気象警報または洪水警報が発表された時
  3. 札幌市に気象特別警報が発表された時
  4. 泊発電所に関して総理大臣が原子力災害対策特別措置に基づく原子力緊急事態宣言をした場合または市長が認める場合
  5. 市内で大規模な火災、爆発その他重大な災害が発生した場合

2「札幌市雪害対策本部」の設置等の要綱

  1. 市内の広域で、大雪や暴風雪により、市民生活等への重大な影響が発生または発生のおそれがある時
  2. 市内の広域で、除排雪作業の遅れにより、パートナーシップ排雪を中止し緊急的な除排雪の必要性があるなど、全市的に生活道路の路面状況を改善する必要がある時
  3. 大雪や雪崩に伴う交通の途絶による地域の孤立、大規模な車両滞留が発生または発生するおそれがある時
  4. その他、市長が認める時

3「大雪時の対応指針」

  • 大雪とは、ほぼ連続した降雪で降り始めからの降雪量が概ね30cmに達した、または達することが予想される場合を指します。
  • 大雪時等の除排雪作業については、重要路線及び緊急除排雪作業を定めています。
  • 札幌市緊急除排雪実施本部を設置し、積雪深や気象、作業の進捗状況等のフェーズに応じた対策を実施することになっています。

フェーズ1~運搬排雪の前倒しと強化

〈判断の目安〉

    • 12月から1月上旬に大雪が見込まれる(積雪深が50cmに達するなど)

〈対応策〉

    • 幹線道路の運搬排雪の前倒し
    • 道路脇の雪山を全て排雪

フェーズ2~応援等による体制強化

〈判断の目安〉

    • 一部の区でパートナーシップ排雪作業の遅れが見込まれる

〈対応策〉

    • 他区除雪事業者による応援
    • 関係団体等に応援を要請

フェーズ3~生活道路の緊急排雪

〈判断の目安〉

    • 半数以上の区でパートナーシップ排雪作業の遅れが見込まれる

〈対応策〉

    • パートナーシップ排雪を取止め
    • 札幌市が費用を全て負担して生活道路の緊急排雪を実施
    • 他道路管理者等(北海道開発局・北海道)に応援を要請

4 2025年11月1日から2026年2月19日までの24時間降雪量(札幌管区気象台発表)

〈11月〉 8日~13cm 18日~1cm 19日~7cm 22日~1cm

〈12月〉 4日~9cm  5日~1cm  9日~13cm 10日~1cm

11日~10cm 12日~14cm 13日~12cm 15日~19cm

17日~1cm 18日~1cm 22日~3cm 23日~1cm

26日~3cm 27日~2cm 28日~4cm 29日~2cm

31日~1cm

〈1月〉 1日~4cm 2日~5cm 3日~14cm 4日~3cm

8日~21cm 9日~27cm 12日~20cm 13日~2cm

14日~14cm 15日~1cm 16日~1cm 18日~11cm

20日~3cm 21日~14cm 22日~15cm 23日~4cm

25日~35cm 26日~29cm 27日~1cm 31日~13cm

〈2月〉 1日~7cm 2日~23cm 6日~3cm 7日~3cm

9日~19cm 12日~1cm 13日~1cm 14日~15cm

16日~9cm 17日~16cm 18日~1cm 19日~19cm


5 今月2月19日午前9時までの累計降雪量・積雪深と過去の比較(札幌管区気象台発表)

〈累計降雪量〉

① 2025年度2月19日現在 476cm

② 2021年度2月19日現在 386cm

③ ①-②=+92cm

④ 直近5年の平均値 324cm

⑤ ①-④=+152cm

〈積雪深〉

① 2025年度2月19日現在 102cm

② 2021年度2月19日現在 90cm

③ ①-②=+12cm

④ 直近5年の平均値 69cm

⑤ ①-④=+33cm

※2021(R3)年度は直近の大雪の年でした。


6 今年度の累計降雪量及び積雪深から見た分析

  • 今年度は11月8日(13cm) 11月19日(7cm)と2021年度及び直近5年平均よりも雪が降る時期が早く、またその後も一度に降る量が多い傾向にあります。
  • また、2021(R3)年度の大雪及び直近5年の累計降雪量以上に雪が多くなっています。
  • 積雪深の推移は2021(R3)年度とほぼ同じ様な傾向となっています。


7 札幌市の分析と判断の甘さ

  • 毎年、札幌市内では3月末までの累計降雪量は約4m強あります。
  • このことを踏まえると今年1月12日、遅くても1月18日前後には「札幌市雪害対策本部」を設置し今後に降る雪に対する諸準備を進めるべきだったといえます。


「雪害対策本部」等を設置しても、排雪等に必要な新たな人や機械・ダンプ等の調達に時間を要し稼働するまでに数日かかります。

そのため、衛星からの情報を活用した気象予知情報を有効活用し、既存の降雪量や積雪深を考慮し「札幌市災害対策本部」の運用及び運営等に関する規程第24条に基づき、大雪が降る前に「雪害対策本部」を設置すべきであると私は思います。

これからも、除雪・排雪計画の見直しや札幌市が購入する各種除排雪に必要な車両等の確保に向けて、全力を尽くす所存です。

2026年2月5日木曜日

今後の札幌市議会の予定について

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は2月12日(木)から3月26日(木)まで開催されます札幌市の2026年度予算(案)を審議する札幌市議会の日程についてです。

昨年11月、私の所属する民主市民連合は、日頃より市民及び各種団体等の皆様からお寄せいただいているご意見等を取りまとめ、秋元札幌市長が新年度予算(案)を編成する際に取り入れるよう5項の重点要望に基づく130項目の予算要望書を提出しました。

《札幌市の2026年度予算の概要》

各会計の予算規模


1)一般会計
2025年度予算と比較し、519億円(4.1%増)で過去最大予算規模の1兆3,185億円となっています。

2)特別会計
介護保険会計や後期高齢者医療保険会計の増などにより、総額で前年度比120億円、3.0%増の4,125億円となっています。

3)企業会計
病院事業会計及び高速電車(地下鉄)事業会計の増により、総額で前年比6億円、0.2%増の3,095億円となっています。
札幌市長は今年1月27日に市民の皆様や市議会に新年度予算(案)を公表しました。

4)全会計
1)~3)の全会計では、前年度比645億円、3.3%増の2兆405億円となっています。


《重点要望》

1 物価高騰対策

  1. 物価高騰による影響を踏まえ、低所得世帯や生活困窮者への直接的な支援等、市民に寄り添った札幌市独自の対策。
  2. 中小・小規模事業者に対し物価高騰による影響を緩和する措置を検討し実行すること。

2 子ども・子育て

  1. 妊娠前・妊娠・出産・子育ての各段階に応じた切れ目のない支援の充実。
  2. 第1子保育料(0~2歳児)の負担軽減策、子ども医療費助成における保護者の所得制限撤廃を図ること。
  3. 児童虐待相談や一時保護の対応を充実すること。

3 経済対策

  1. 「GX金融・資産運用特区」を活用し、持続可能な成長を実現し地域経済をけん引する都市づくりを推進すること。
  2. 再生可能エネルギーや水素などの成長分野への民間投資促進を図ること。
  3. AI・半導体関連産業の集積に向けたスタートアップ支援や実証・研究拠点の形成を強化すること。

4 持続可能な交通ネットワークの確立

  1. 運転手確保や交通事業者の経営安定化に向けた支援を継続すること。
  2. 札幌市など人口100万人以上の指定都市内のバス路線も国の補助対象とする制度改正及び特別交付税措置の拡充を国に求めること。

5 ヒグマ対策

  1. 「市民の安全・安心の確保」と「人とヒグマの共生」に向けて緩衝地帯の整備やICTの活用による監視体制の強化を図ること。
  2. 北海道との連携による道央圏への射撃訓練場の確保を図ること。
  3. 駆除に伴う捕獲従事者の日当や保険料等の予算を確保すること。

《今後の審議日程》

札幌市議会は68名の議員(現在1名欠員)議長を除く議員を第1部・第2部に分け下記の日程で審議します。

2月12日(木)13時(招集日)
 本会議 市長から予算(案)等の提案

2月18日(水)13時
 本会議 代表質問(自民党・民主市民連合)

2月19日(木)13時
 本会議 代表質問(公明党・共産党)

2月20日(金)13時
 本会議 補充質問(自民党・民主市民連合)
      少数会派の代表質問

2月25日(水)10時、13時
 各常任委員会(総務・財政市民・文教・厚生・建設・経済観光)で補正予算(案)等の審議

2月27日(金)13時
 本会議 補正予算(案)等の議決

3月2日(月)13時
 第1部予算特別委員会(会計室・財政局・議会事務局・選挙管理委員会・人事委員会・監査事務局)
 第2部予算特別委員会(建設局)

3月4日(水)13時
 第1部予算特別委員会(消防局・危機管理室)
 第2部予算特別委員会(下水道河川局・水道局)

3月6日(金)13時
 第1部予算特別委員会(環境局)
 第2部予算特別委員会(保健福祉局)

3月10日(火)10時
 第1部予算特別委員会(まちづくり政策局)
 第2部予算特別委員会(保険福祉局)

3月12日(木)10時
 第1部予算特別委員会(総務局・デジタル推進局)
 第2部予算特別委員会(農業委員会・経済観光局)

3月16日(月)13時
 第1部予算特別委員会(市民文化局)
 第2部予算特別委員会(交通局・スポーツ局)

3月17日(火)13時
 第1部予算特別委員会(子ども未来局)
 第2部予算特別委員会(病院局)

3月19日(木)13時
 第1部予算特別委員会(教育委員会)
 第2部予算特別委員会(都市局)

3月24日(火)13時
 第1部予算特別委員会(討論・採決)
 第2部予算特別委員会(討論・採決)

3月26日(木)13時
 本会議 予算(案)等の討論・採決

札幌市議会は本会議、予算特別委員会、各常任委員会の傍聴は自由にできます。
また、インターネットの生中継、録画配信(各常任委員会を除く)を行っていますのでご覧ください。

今回も各局に対し質問・提言をしていきたいと思いますので、皆様の疑問・ご意見・ご要望をお待ちしています。

2026年1月20日火曜日

日本酒の思い出

皆様こんにちは。
札幌市議会議員 ふじわら広昭です。

今回は日本酒の思い出です。

「親の説教と冷や酒は後から効く」とのことわざがありますが、私は燗酒より純米酒の冷酒が好きです。


〈日本酒の思い出〉

旧・国鉄広島鉄道管理局(現・JR西日本旅客鉄道株式会社)の鉄道学園在学中、寮の近くに「高ちゃん」というお好み焼き屋があり、両親と看板娘の3人で切り盛りしていました。

寮の夕食だけでは物足りない者と酒好きの溜り場でした。


〈2級酒を飲め〉

入学した初日、仲間と共に「高ちゃん」に行き、どうせ飲むならと地酒の特級酒(当時)を注文したところ店主は2級酒を飲めと言います。


〈何故2級酒なのか〉

店主に理由を聞くと笑みを浮かべながら、待っていましたという感じで語りはじめました。

大正・昭和にかけてのこと。上方の蔵元で地酒の生産が間に合わなかった際、広島県の西条地域の蔵元にこっそり買い付けに来た程の酒なので、2級酒の方が昔ながらの地酒の味と香りを楽しめるとのことでした。

その2級酒を飲みながら、何故広島西条の酒がおいしいのか、話の続きを聞きました。


〈醸造方法と酒米の改良、杜氏の意気込み〉

江戸時代は酒造統制のため庶民には現在のように全国の地酒は手に入らなかったといいます。

しかし、明治になると広島に入ってきた上方酒の品質に驚いた地元の先覚者は、醸造法の改良と品質の改善に着手したとのことでした。

その結果、明治30年頃「西条中硬水醸造法」を完成させると共に、明治後期から八反錦など酒米の改良・普及、そして大正14年には国産初の堅型研削式精米機(酒造用精米機)を考案したとのことでした。


現在、西条町は平成の市町村合併で東広島市となっていますが、今も10社程の蔵元があります。

今思うと店主が2級酒を勧めてくれたのは、一方で私たちの懐具合を考えてくれていたのであろう・・・。


先日、お世話になっている方に和食のお店にお誘いいただき、大将の美味なお料理と唎酒師の資格を持つ女将お勧めの日本酒を頂きながら、ふと広島のお酒のことが頭をよぎり、楽しいひとときでした。



2026年1月1日木曜日

皆様新年あけましておめでとうございます

 ふじわら広昭は今年も皆様と同じ目線で

  • 物価高騰に伴う低所得世帯や生活困窮者、中小・小規模事業者への支援
  • ヒグマ対策の強化(ゴミステーション対策・ICT~情報通信技術による監視体制・捕獲事業者の処遇改善)
  • 路線バス運転手確保に向けた「生活交通確保対策パッケージ」の継続
  • 札幌市夜間休日急病センターの小児科診療を休日も日中対応
  • 市立小中高校の教室にルームエアコンの設置促進
  • 病児・病後児(生後5カ月~小学6年)デイサービスの保護者負担軽減と施設の拡大
  • パークゴルフ・野球・サッカー場の改修・増設など
上記、実現に向け全力を尽くします。

これからも皆様の声を市政に反映します。

今年もよろしくお願い申し上げます。




2025年12月20日土曜日

《2025年札幌市10大ニュース》

皆様こんにちは。
札幌市議会議員ふじわら広昭です。

今回は、年末なので《2025年札幌市10大ニュース》で一年を振り返ってみました。

  1. 上田文雄(前)札幌市長逝去・享年77歳(9月)
  2. ヒグマの出没最多(12月1日現在361件)
  3. 市内路線バスの存続、運転手確保に向けた「生活交通確保対策パッケージ」の実施(4月~)
  4. 市営地下鉄運賃のクレジット決済の試行(2025年4月~2027年3月まで)
  5. 市内2箇所目の東部児童相談所の開設(10月)
  6. 下水道管の緊急調査点検「口径2m以上で埋設30年以上の約185km」(2025年6月~2026年3月まで)
  7. 持続可能な除排雪体制構築に向けた「札幌市雪対策審議会」の設置(7月)
  8. 札幌市独自の物価高騰対策として家庭用の水道基本料金2カ月分・2904円の減免(10月~11月分)
  9. 定山渓の市街化調整区域で開園していた民間動物園「ノース・サファリ」の施設除去勧告(10月)
  10. 北海道新幹線札幌延伸について国土交通大臣の「有識者会議」が2038年以降になるとの見通を公表(3月)

皆様、今年もご訪問ありがとうございました。

新年も市政などの情報を発信していきます。

良い年末年始をお迎え下さい。

2025年12月5日金曜日

ヒグマについて

皆様こんにちは。
札幌市議会議員ふじわら広昭です。

今回はヒグマについてです。


〈北海道のヒグマの地域個体群区分〉

① 渡島半島地域個体群
② 積丹・恵庭(石狩西部)地域個体群
③ 天塩・増毛地域個体群
④ 道東・宗谷地域個体群(更に西部と東部に分割して管理)
⑤ 日高・夕張地域個体群

※札幌市は②に該当します。


〈札幌市内の出没状況〉

2019年 196件
2020年 95件
2021年 185件
2022年 162件
2023年 227件
2024年 99件
2025年 361件(12月1日現在)


〈地域別に見た出没状況〉

① 2012~2016年度
  1)市街地   12%
  2)市街地周辺 55%
  3)森林    33%

② 2017~2021年度
  1)市街地   16%
  2)市街地周辺 63%
  3)森林    21%


〈札幌市におけるヒグマの出没傾向〉

  1. 札幌市内でヒグマは主に森林を有する6区(手稲区・西区・中央区・南区・豊平区・清田区)で出没し、森林と市街地の境界付近のほか、森林からつながる河川やその周辺の緑地付近で特に出没が多くなっています。
  2. ヒグマの生息域の森林と人口密度の高い市街地が広範囲に接しているという札幌市の特性が、市街地に出没する要因といえます。
  3. 2015年度の生息調査では市街地近郊の森林で雌10頭、雄3頭を識別しています。
  4. その後、2020年度の調査では雌16頭、雄10頭を識別しています。


〈市民のヒグマに対する意識〉

札幌市は2022年6月にヒグマについての市民意識調査を実施しています。

その主な結果は以下のとおりです。

  1. 90%以上の人がヒグマ出没に対して「関心がある」と回答しています。
  2. 《ヒグマ出没時の現地調査や出没情報の提供》について「十分だと感じている」と答えた人は50%近くいる一方で、《農家や家庭菜園むけの電気柵普及事業やヒグマ講座等》については40%以上の人が「知らない」と回答しています。
  3. 地域や個人でできるヒグマ対策として「ゴミ出しルールを守ることを実践している」と答えた人は87%ですが、《見通しの悪いやぶの草刈り及び家庭菜園を電気柵で囲うこと》や《ヒグマについて学ぶイベントの参加など》については約30%の人が「知らない」と回答しました。
  4. ヒグマ出没の際に取るべき対策として「市街地・住宅地などの人の居住区域で人身被害の恐れがあれば駆除」することを選択した人は約40%、「理由によらず駆除」すること選択した人を含めると約70%となります。


〈札幌市の各ゾーン(地域)に応じたヒグマ対策〉

① 「市街地ゾーン」・・・人間の安全を最優先とし、ヒグマの侵入・定着を許容しない地域。出没時は基本的に排除する。

  1. 森林がない北区・東区の全域及び市街地を流れる河川や緑地部分。
  2. 対策例として、出没した場合は捕獲を基とした対応を行う。
  3. ヒグマを寄せ付けない対策として草刈りなどを行う。

② 「市街地周辺ゾーン」・・・ヒグマの侵入を抑制し、定着を防止する地域。「森林ゾーン」の境界部分では緩衝帯を整備し防除を徹底する。

  1. 対象地域は、農地・一部の公園・集落など。
  2. ヒグマを寄せ付けない対策として、畑等への電気柵の設置、放棄果樹の伐採、草刈など。
  3. 有害性が認められるヒグマは捕獲対応。

③ 「都市近郊林ゾーン」・・・ヒグマの定着を抑制する地域で、自然歩道などが整備された比較的人の利用が多い地域。

  1. 「市街地ゾーン」に接している森林地域。
  2. ヒグマにとって居心地の悪い環境をつくる対策、草刈り・捕獲技術者による見回りなど。

④ 「森林ゾーン」・・・ヒグマの生息を担保する地域。「都市近郊ゾーン」より奥の森林。

  1. 登山者などへの注意喚起。
  2. ヒグマを街に寄せ付けない対策としてゴミの管理等を行う。


〈出没したヒグマへの対応〉

札幌市では、ヒグマが人に対して示した反応のほか、フンや足跡・爪跡などの痕跡の状況、農作物被害の有無といった情報をもとに判断した《ヒグマの有害性レベル》と《出没したゾーン》に応じて対応します。

有害性判断表

レベルⅠ 1)人を見ると逃げる。   2)出没時間が主に夜間。
レベルⅡ 1)たびたび目撃される。  2)昼間に目撃される。
3)単発的に農作物・ゴミ・食料を漁る。
レベルⅢ 1)追い払っても逃げない。 2)農作物を何度も食害する。
3)人目を気にせず食糧を漁る。
レベルⅣ 1)人間を攻撃した。    2)積極的に近づいてくる。



〈基本行動方針表〉

基本行動方針表


〈近年の特徴〉

近年は地球温暖化等による異常気象でクマの餌となる植物等の不作により人里近くに出没しています。


〈今後の課題〉

  1. ゴミステーション対策の強化
  2. ICT(情報通信技術)による監視体制の強化
  3. 捕獲事業者の処遇改善
  4. 電気柵の設置拡大
  5. ヒグマの生息調査の早急な実施と今後の対策改善への活用
  6. 札幌市のヒグマ担当職員の増員
  7. 近隣11市町村との連携した対策の具体化


今年は12月1日現在、ヒグマの出没件数は361件、毎日1件は出没している状況にあり、市民の不安は増大しています。

現在、出没しているのは、南区・西区・中央区が多発していますが、石狩市や当別町と隣接している北区・東区等についても対策を強化していかなければなりません。


私は今後も札幌市のヒグマ対策を充実・強化し市民の安全・安心な暮らしを守るために全力を尽くす所存です。